環境事業

ぐんぎん財団環境賞 第29回表彰活動紹介

募集テーマ

(1)身近な自然環境や生態系等の保全と活用(ネイチャーポジティブ)に向けた実践活動、研究、提案など
(2)カーボンニュートラル、循環型社会(5R)など持続可能社会に向けた身近な実践活動、研究、提案など

第29回 受賞者と活動内容紹介

受賞者名 特定非営利活動法人思いをつなぐ会

理事長  葛西詔子(高崎市)  ※新規受賞先 

子どもたちや地域の方々との植花活動

【テーマ】

活動を通して環境問題に取り組んでいます

【設立・事業等】2009年4月1日 会員数10名、賛助会員30名

私たちは「子どもの人権と尊厳」を大切に、人と人との触れ合いを通して思いやりを育て、「やさしいこころ」を未来の子供達に繋げていくことを目的として活動しています。

【主な活動】

①地域の植花・清掃事業  「たかさきアダプトまち美化事業」に登録、年6~7回の花植えを実施  子どもたちとの植花活動ならびに花苗のプレゼント
②子ども体験事業(環境問題の取組も含む)  昔あそび体験、アイマスク車いす体験、環境学習(廃材利用のおもちゃづくり、ごみ拾い体験他)  
③水生生物観察と水質調査、植物観察活動  井野川で、水生生物の観察、水質調査と川の清掃、川周辺の植物についても観察を行う。 
④地域コミュニティ事業  自家製野菜を使った、豚汁、郷土料理作り他、年配者を中心とした居場所づくり。
⑤たかさき女性元気サポート事業  女性のための電話相談、居場所サロンの開催。(高崎市からの委託、事業開始して3年)

受賞者名 高崎商科大学 萩原豪研究室 

准教授  萩原豪(高崎市) ※新規受賞先

大学前の用水路「根小屋堰」の清掃活動を行い、回収した落ち葉を堆肥化して学内外の畑に活用している。地域循環共生圏(ローカルSDGs)を実践する取り組みである。

【テーマ】

上州ぐんま環境・地域ESD*実践プロジェクト ~地域資源を活かした環境教育・観光まちづくりの実践~                      (*ESD 持続可能な開発のための教育)

【設立・事業等】2015年4月1日 会員数18名

環境教育・ESDの視野を通じて、学生が地域に根ざした観光まちづくりを実践的に学ぶ場として作ることを目的としている。群馬県を中心とした地域課題を理解し、持続可能な社会づくりに学生が主体的に関われるようにすることを趣旨としている。

【主な活動】

「持続可能な社会」を支える<3つの持続性><3つの公正><2つの視点>をもとに、地域と連携した実践活動を展開している。
 <3つの持続性> 生態的、社会・文化・経済的、健康・精神的 
 <3つの公正>  世代内、世代間、人と自然
 <2つの視点>  地域的、地球的
①地域資源を活用した体験的な環境教育・ESD  
 <桑茶プロジェクト> 大学周辺で放置されている桑の葉を収穫して、桑茶に加工し、
 地域イベントで試飲・販売を実施
 大学前の用水路に溜まった落ち葉を回収して堆肥化し、それを学内外の畑で使い、
 収穫した野菜を地域の子ども食堂や一人暮らしの学生に提供している
②自治体・企業・学校・市民団体との協働による地域課題解決
 伊香保温泉石段街で、次世代モビリティを用いた実証実験と改善提案
 SDGsボードゲームを用いた対話型学習

受賞者名 特定非営利活動法人 Mam’s style(マムズスタイル)

理事長  櫻井弥生(前橋市)   ※新規受賞先

消費されるたくさんの子ども服は、利活用することで人と地域の絆を生み出しています。

【テーマ】

地域コミュニティ(子育てと仕事楽しむママの家)から広がる4つの幸福

【設立・事業等】2012年 会員数21名

個人が尊重されて子育てと仕事が両立できる女性は少なく、女性自身が自ら自立した生き方ができるよう2012年任意団体発足、2016年法人化した。特に生活困窮の母親には顕著に社会課題がある。地域で利活用できる子供服を資源に、循環で人を支える地域づくり、「衣料の環境破壊・廃棄課題」と「人の福祉の課題」解決を双方向に行う。様々な状況下でも、ひとりひとりの女性が自立のための選択ができる未来を創ることを目的とする。

【主な活動】

①ともに支えあう子育て「居場所」  週3日、親子に無料開放/生活困窮者就労訓練1日
②キャリアアップ事業  児童文化センター内売店営業月5日/生活困窮者就労訓練月2.5日
③地域資源の活用  JINSPARK/るなぱーく 常設のリユース回収及び販売
④渉外と啓発  SNS広報/知己イベント出展/セミナー/若者ボランティア受入れ

受賞者名 月夜野ホタルを守る会

会長  原卓也(みなかみ町)   ※受賞歴 第20回 2016年度

月夜野ホタルを守る会では、毎年6月中旬から7月中旬までホタル観賞会を実施しています。
上越新幹線上毛高原駅西側の「月夜野ホタルの里」では、入口でホタルの案内やうちわの配布をしております。北関東随一と言われるホタルをぜひ観に来てください。

【テーマ】

ホタル飛び交うおらが里

【設立・事業等】1983年7月12日  会員数204名

「環境に敏感なホタルの保護・育成活動を通じて、安らぎと潤いを与えてくれる、住み良い自然環境を守ろう」との趣旨に賛同した有志で結成。以来、生活環境のバロメーターといわれるホタル保護により、環境の保全と子供の教育環境・観光資源として地域づくりに結びつける活動をしている。

【主な活動】

 ①ホタル生育地整備作業(草刈り等 年2~3回)、発生分布調査
 ②ホタル観賞会(6月中旬~7月中旬)、ホタル等水棲生物供養
 ③月夜野ホタル観賞の夕べの協賛(コロナウイルス感染症のため中止中)
 ④町内小学校のホタル教室(環境教育)の協力  
 ⑤自然、環境保護の啓発活動(昭和61年よりホタルに関するポスターコンクールを町内の小中学生対象に毎年実施)

受賞者名 西長岡みどり保全会

会長  新井由宏(太田市)  ※受賞歴 第16回 2012年度

集落裏山の傾斜地の荒れ果てていたかつての桑園跡地です。
今ではカワズ桜が一足早い春を告げています(3月初め)。

【テーマ】

カワズ桜とシークワーサー・みかんの里づくり

【設立・事業等】2009年 会員数50名

農地、農道等の地域資源及び農村環境の保全活動により地域、環境の保全向上を図ることを目的とする。

【主な活動】

耕作放棄地の拡大で、景観や環境が悪化している。当地でも、集落の後背地(里山)の桑畑が荒廃し、イノシシの棲み処となっている。この状況を改善し、四季折々に地域住民が憩え、交流の場となることを目指し、カワズ桜、シークワーサー、みかんを植え付けしている。令和6年度の年間活動延べ日数・人数は、102日・571人(前年実績 85日 519人)

①カワズ桜等の育成管理と植付(町内7か所)  里山、耕作放棄地、ため池周り、道路わきなど
②シークワーサー、みかんの植付育成管理  成果物の収穫は住民に開放している、本年より町内の老人福祉施設に寄贈
③残地を利用し花畑等の設置(町内3か所)  婦人部が中心となり花作り活動を実施、季節に応じ花を欠かさないように工夫。遊水地を活用し、古代蓮、睡蓮の池を設置し管理活動を行っている
④交通危険箇所、耕作放棄地の除草管理  視界の妨げとなっている道路脇の雑草を除草し、交通安全に役立てている

受賞者名 NPO法人 新田環境みらいの会

理事長  西村豊(太田市) ※受賞歴 第13回 2009年度、第21回 2017年度

「顕微鏡を用いて水生生物を観察」し、水環境を学ぶ環境学習の様子

【テーマ】

湧水地や絶滅危惧種の保全環境学習を通じたネイチャーポジティブな地域づくり

【設立・事業等】2003年5月20日  会員数40名

太田市新田地域は、多くの湧水地が点在し、ナガエミクリやコウホネなどの絶滅危惧種が生育する豊かな自然環境が残されています。しかし、近年では開発や気候変動、外来種の拡大により湧水の枯渇や貴重な動植物の減少がすすみ、地域の生態系が危機に瀕しています。当会は「地域の環境を守り育み、次世代に引き継ぐ」ことを理念に掲げ、湧水群・河川の保全、外来種の駆除、生物多様性の保護、環境教育、地域連携による啓発活動などを通じて、持続可能な地域環境づくりに取り組んでいます。

【主な活動】

①ネイチャーポジティブな自然共生サイトづくり
②湧水地・河川の調査・保全活動
③絶滅危惧種や外来種の調査・保全活動
④企業・地域との連携活動
⑤行政との連携活動

受賞者名 NPO法人ふるさと再生ネットワーク

理事長  金沢文雄(高崎市) ※受賞歴 第16回 2012年度、第22回 2018年度

「遊休農地を活用した棚田田植え体験です。」
田んぼの生き物調査も兼ねています。田植え体験後はジャガイモの収穫体験を実施。

【テーマ】

地域資源の再生を兼ねたグリーンツーリズム事業による地域の活性化

【設立・事業等】2012年6月4日 会員数28名

昭和30年代吉井町奥平地域は養蚕やシイタケ栽培の盛んなのどかな農村でした。外国製品の輸入や後継者不足により地域の農村は衰退し、里山の荒廃や放置竹林の増大による鳥獣害被害の拡大が地域の深刻な課題となっている現状に、地域の有志によりホタルの再生と放置竹林の解消を目指して設立いたしました。地域住民だけでは解決できない諸問題について都市住民や行政の支援により農村の良好な景観や環境を求めるのが設立の目的です。

【主な活動】

①放置竹林や里山の整備・桜の植樹 (年20回ほど整備を実施) 
②子供たちを対象にした環境学習・田植え稲刈り体験・夏休み竹細工教室
③独身男女の交流企画・お見合い大作戦ロマンスが生まれるシリーズ
④災害派遣事業
⑤ホタルの再生事業・行政の各種イベントの参加による活動紹介

受賞者名 群馬県環境アドバイザー連絡協議会 温暖化エネルギー部会

部会長  本多洋治(前橋市) ※受賞歴 第23回 2019年度

温暖化エネルギー部会定例会での情報交換
隔月で部会の定例会を開催して、部会員の活動報告や情報交換を実施しています

【テーマ】

地球温暖化防止とエネルギー問題解決に向けた実践活動と県民に対する啓発活動

【設立・事業等】2001年9月1日 会員数148名

群馬県環境アドバイザー制度の登録した環境アドバイザー相互の情報交換・連携活動等を行う場として、登録した環境アドバイザーが自主的に運営・活動している協議会です。その中で特に地球温暖化防止とエネルギー問題の解決に向けた活動をしたいと考える会員により当部会が発足しました。当部会は、これらの課題解決を考え、自ら実践するとともに県民への啓発活動を目的とした企画・運営を行う協議会の専門部会です。

【主な活動】

①温暖化エネルギー部会主催のアドバイザー向け学習会、講演会の企画・実施
②温暖化エネルギー部会主催の県民対象の一般向け講演会の企画・実施
③連絡協議会の機関紙「グリーンニュース」への記事寄稿
④部会独自の自主活動(太陽光発電調査、地熱発電調査、公共交通調査、風力発電調査等)による視察・見学会等の実施

受賞者名 群馬ナチュラリスト自然保護協議会

代表  宮前和夫(富岡市) ※受賞歴 第23回 2019年度

『アサギマダラの生態観察』

【テーマ】

チョウが舞う故郷の自然環境づくり  ~海を渡る神秘な蝶アサギマダラを通して~

【設立・事業等】2013年4月1日 会員数23名

(設立趣旨)身近な自然を中心に自然解説や自然保護について普及・啓発活動を行うことを目的として設立。なお、その実現を図るため、他団体との連携・協働を大切にする。
(事業の目的)①自然環境教育事業 ②自然保護・保全に関する調査研究事業 ③自然保護・保全に関する普及啓発活動等を通して、自然と人間が共存できる豊かな社会の実現に寄与することを目的とする。

【主な活動】

①故郷の地域づくり団体と連携・協働により「蝶の舞う自然環境づくり」を行う
②海を渡る神秘な蝶 アサギマダラのマーキング体験や生態観察を指導する
③自作紙芝居 『「翔べ!!アサギマダラ  ~小さな命のバトンリレー~」を学校・地域で上演する』
④アサギマダラの生息環境と地球環境(地球温暖化)との関係を分析発表する
⑤地域における写真展や広報誌づくりの援助を通して、教育普及活動を展開する

受賞者名 2015年からの生活交通をつくる会

会長  佐羽宏之(桐生市) ※受賞歴 第15回 2011年度、第23回 2019年度

記録収集に使った車両たちと会員

【テーマ】

ナローモビリティーの生活交通としての利用可能性検証社会実験への取組

【設立・事業等】2005年4月20日 会員数 132名

自動車に乗れなくなっても生活に困らない地域づくりを目指して、2005年に「2015年の公共交通をつくる会」を設立。2015年に至り、公共交通だけでない新たな移動手段も含めた街づくり活動に取り組むため、「2015年からの生活交通をつくる会」として活動。継続的に公共交通の活性化や、環境負荷の少ない新たなモビリティを、実際の生活で利用する場合の課題抽出などを地元大学の研究室への協力の形でデータ提供に取り組んでいる。

【主な活動】

①四輪原動機付自転車(ナローモビリティー)を実際の生活で利用してみる
②走行時の使用エネルギー(電力)と走行距離の計測
③走行時の安全性についてドライブレコーダー、加速度計などのデータを収集
④ガソリンエンジンを使う自動車と使用エネルギーの比較
⑤収集データを、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターへ提出する

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