環境事業

ぐんぎん財団環境賞 第26回表彰活動紹介

募集テーマ

(1)身近な自然環境や生態系等の保全と活用に向けた実践活動、研究、提案など
(2)持続可能な社会づくり(省エネ・5Rなど)に向けた身近な実践活動、提案など

第26回 受賞者と活動内容の紹介

ぐんま森林インストラクター会

会長:根岸 稔(前橋市)
※受賞歴:第11回 2007年度(平成19年度)、第18回 2014年度(平成26年度)

覚満淵の防鹿柵保守点検作業

【テーマ】

県内の森林散策や自然と触れ合う活動を通じて、自然や森林環境の大切の理解を深めたい
―森を知り 森を楽しむ 森の案内人―として

【設立・事業目的等】

2004年(平成16年)3月 会員56名
群馬県下の森林インストラクター登録者により、平成16年に「ぐんま森林インストラクター会」を会員34名で発足。
会員相互の親睦と資質向上を図るとともに、一般の県民を対象に森林や林業、自然環境に対する理解増進に寄与する活動に積極的に取り組む。そのために持っている知識、体験、技術、情報を共有して、より活動を充実させていく。

【主な活動】

  • 自然観察会…森林公園や自然公園として整備された公園内を散策と、動植物の存在や名勝・由来・人間との関わり・地域の自然環境の大切さを共有するイベントを企画実施
  • 森のめぐみ体験…間伐材を利用したクラフト、リースづくり、子供達の木登り体験など、家族で参加・体験する企画実施。
  • 森づくり体験…赤城南麓のサンデンフォレストの森の整備や企業林などの森林整備・育林作業や作業指導の活動を実施。
  • 群馬県森連の企画する「赤城ふれあいの森の自然観察会」への講師派遣。

特定非営利活動法人 群馬森林整備バイオエネルギー研究会

理事長:小倉 正(桐生市) ※新規受賞先

持続可能な林業振興活動~安全ヨシ!伐採方向ヨシ!

【テーマ】

持続可能な森林環境の保全活動を実施

【設立・事業目的等】

2012年(平成24年)11月設立 会員14名
2005年2月に発効した「京都議定書」を踏まえ、「自分たちでもできる温暖化対策」を活動の柱に、同年10月に群馬県庁職員を中心メンバーとする「森林整備ボランティア団体 マイナス3.9%実行委員会」を設立、未整備の放置林における適正な間伐等の森林整備を行うとともに、2012年11月に法人化。

【主な活動】

  • 森林環境の保全を図る活動…放置林等において、間伐等による森林整備などの森林環境保全に関する事業を実施している。また、利用価値の少ない林地残材はバイオマス発電の燃料や、薪として地域に還元している。
  • 農山村又は中山間地域の進行を図る活動…森林整備ボランティアに関心を持つ人達を積極的に受け入れ、森林環境教育の実施や、チェンソー等の林業機械の取り扱い講習を実施している。
  • 林業振興・林業再生に関する活動…森林の所有者と「森林整備等に関する活動に関する協定」を結び、自伐型林業による適切な間伐等を実施、必要経費を除いた間伐材の売上代金の一部を森林所有者に還元することで、持続可能な行動を行っている。

群馬野外生物学会

会長:宮原 義夫(高崎市) ※受賞歴:第19回 2015年度(平成27年度)

伊勢崎 波志江沼での自然観察会の様子

【テーマ】

野外生物調査研究・野外生物講演会・野外生物観察会

【設立・事業目的等】

1990年(平成2年)10月 会員43名

野外の生物学、主として生態や分類、生物地理、自然環境などについて調査・研究を行い、これらの情報を蓄積することを目的として設立された。

【主な活動】

  • 群馬県内の野外生物(動物・植物)の調査研究…各会員の得意分野生物の研究結果を本会会誌に投稿する(①)
  • 野外生物講演会(年1回以上)…一般市民対象に総会開催に合わせ研究発表会を実施(これまで200回超)。
    2022.10.25(日) 13:00~15:00 前橋市総合福祉会館にて3年ぶりの開催
    講演演題 「群馬県の天然記念物(チョウを例に)」「アオバトの不思議」 「利根川水系のサクラマス」など
  • 野外生物観察会(年1回以上)…群馬県内各地の里山、河川などで自然観察会を開催。(一般市民も参加)
  • 会誌の発行(年2回)……①で調査研究を行った結果(論文等)を掲載。

牛伏梅林 友の会

会長:阿部 恒雄 (高崎市) ※新規受賞先

牛伏梅林にて

【テーマ】

長年放置されていた梅林等の耕作地を整備し、一般市民を集い、梅の収穫祭等を実施

【設立・事業目的等】

2017年(平成29年)7月 会員23名
梅林の再生健全化を行う。梅林や里山の整備、保全を行うことにより、環境保全と良好な景観維持を行い、鳥獣による被害減少に寄与する。また、会員同士の親睦をはかり、活動を通じて技術向上を行う。

【主な活動】

  • 放置梅林の篠竹切り、草刈り等(年間20回実施)…梅林管理者(所有者)の高齢化により、7~8年放置された梅林の蔓や草の除去、篠竹切りを実施。令和3年からは、牛伏梅林周辺の放置されていた、栗林耕作地等の整備依頼があり、篠竹切、草刈り作業等を実施している。また、近場の梅林耕作地の地主からも整備の依頼があり検討中。
  • 梅林の剪定作業(年6回実施)。 
  • 梅収穫祭の準備と開催…約80本の白加賀、南高梅の梅を参加者が収穫する、「梅収穫祭」を開催。
  • 一般市民参加による梅の収穫及び栗、柿等の収穫について一般開放、年6回実施。高崎市の「里山元気再生事業」に参加、自然と人間が共生できる豊かな自然環境構築に務めている。

しもにた浅葱斑の会

代表:小井土 潔(甘楽郡下仁田町) ※新規受賞先

藤袴園で、アサギマダラの生態観察に夢中な子供たち!

【テーマ】

アサギマダラ(浅葱斑)を通して、ふるさとの自然を愛する心を育てる

【設立・事業目的等】

2021年(令和3年)9月 会員数 16名
故郷の自然を愛する心を育てる小さな活動を実践し、子供から大人まで皆で心豊かな時間を共有したいと考え設立。日常生活の周りで生きている小さな動植物の生態に目を向け、生命の大切さを実感できる体験活動を展開する。そして、叫ばれている自然保護や保全に向け、一人ひとりが行動の一歩を起こせるよう大切な時間とする。

【主な活動】

  • 故郷の自然を愛する心を育てる活動…全地域にフジバカマを植栽し、この花に立ち寄るアサギマダラの生態観察会を開催。
  • 小学校や公民館と連携した活動…小学校の花壇にフジバカマを植栽したり、アサギマダラのマーキング体験活動を支援した。移動したアサギマダラの再捕獲により三重県の城山小学校との繋がり情報交換することができた。
  • 神津牧場や稲含山の動植物の観察…アサギマダラの産卵地神津牧場に出掛け、産卵する食草イケマを確認、卵から成虫まで生態観察。下仁田小学校に、卵の付いたイケマをケージに入れ生態観察を実施。
  • 長野県東御市の池の平湿原と嬬恋村の桟敷林道での自然観察会の開催…実施日 8/5 参加人数 25名。
  • 『ふるさとの自然』写真展の開催。

特定非営利活動法人 群馬県自然保護連盟

理事長:谷畑 藤男(高崎市) ※受賞歴:第15回 2015年度(平成27年度)

赤城白川自然観察会の様子

【テーマ】

日本の自然保護活動の草分けとして50年自然保護・環境教育活動を実施

【設立・事業目的等】

1971年(昭和46年)7月 会員138名・賛助会員群馬県他
開発が進み、多くの生物が棲家を奪われ、絶滅し、自然環境は悪化の一途を辿ってきた。民意の力で自然破壊を食い止め、住みよい県土の保全に力を注ぐことを決意して、50年前に全国に先駆け自然保護団体を設立した。群馬の素晴らしい自然然を保全し、広く県民に理解してもらうと共に、自然破壊のない県土を保護監視することを目的とする。

【主な活動】

  • 群馬県主催当連盟受託事業「自然観察会と保護活動」…赤城山麓での二ホンサクラソウの個体調査・保護活動、榛名湖・沼の原でのウスバシロチョウなどの観察、野反湖・弁天山での絶滅危惧種や高山蝶の生態学習、谷川・湯檜曽でのオオハンゴン草の駆除、桜山公園での観察会の開催など。
  • 群馬県共済事業「自然観察会」の開催…赤城山覚満淵、赤城白川、吾妻渓谷、妙義山、多々良沼等で「自然観察会」を開催。
  • 前橋市民文化会館 大胡分館シャンテにて、前橋市後援の「展示会」開催
  • 前橋市後援「赤城山環境ボランティア事業」…赤城山検定3,2,1級 10年目を迎え合格者は120名超。
  • 秩父太平洋セメント叶山鉱業所開発保全状況調査コンサルテイング。
  • 群馬県受託事業「赤城南面ツツジ保全業務」…下草刈り払い、食害ネット巻き、センサーカメラ調査。
  • 会報(季刊)の発行…設立の趣旨・事業目的に沿い、会員・賛助会員向けに自然保護、環境教育、行政への意見具申等発信。

赤城姫を愛する集まり

事務局:松村 行栄 ※受賞歴:第4回 2000年度 (平成12年度)

ヒメギフチョウの保全活動~幼虫の網掛け保護と食草の植え込み

【テーマ】

赤城山のヒメギフチョウ(県指定天然記念物)保全

【設立・事業目的等】

1987年(昭和62年) 会員45名
1970年代、群馬県のヒメギフチョウは絶滅したものと思われていたが、1981年赤城山で再発見されたのを機に、1987年、群馬県の蝶愛好家7名が貴重なチョウを絶滅させてはいけないと「赤城姫を愛する集まり」を、群馬県指定天然記念物「ヒメギフチョウ」について学習を深め、広く広報を続けこの貴重な資源がいつまでも生存できるように保護することを目的に結成された。産卵場所の年間変動、幼虫の死亡率、死亡要因、幼虫の移動分散距離などの関するデータを蓄積。また、これらを基に生育環境や幼虫の餌となるウスバサイシンの分布調査を行い、将来の保全の提案も行っている。

【主な活動】

  • ヒメギフチョウの観察会、勉強会等の開催…「赤城姫を愛する集まり」観察会や渋川市立津久田小4年生によるよる自然観察会を開催。
  • ヒメギフチョウの巡回パトロールや環境生態の調査活動の実施…4月~6月にかけて生育調査活動を35年余りにわたって成虫の発生数、産卵数、幼虫の生育状況について毎年延べ150人ほどの規模で調査を実施。
    成果として成虫の嗜好性、産卵数、産卵場所の年間変動、幼虫の死亡率、死亡要因などの関するデータを蓄積。
  • 一般の人たちへの啓蒙活動…群馬県自然史博物館での展示や地元公民館での講演会の開催。
  • 機関紙「赤城姫」の発行…年一回の発行、調査から得られたデータを公表し、関係団体、会員への情報提供を行っている。
  • 行政や地元住民への協力…産卵数減少時の対策提案やシカ食害対策、餌のウスバサイシンの植栽協力、地元団体との協働での下草刈り等を実施。

野メダカを育てる会

会長:松井 和夫(前橋市)
※受賞歴:第4回 2000年度(平成12年度)、第18回 2014年度 (平成26年度)

市民に配布し、育ててもらったメダカを児童文化センターへ「里帰り」させる活動

【テーマ】

守ろう!前橋のメダカ

【設立・事業目的等】

1993年(平成5年)5月 会員40名 
前橋市内で発見された野生のメダカ(絶滅危惧種)を保護する目的で設立。前橋市内で見つかった野メダカなので「前橋メダカ」とよばれている。そのメダカを保護目的で繁殖したり飼育しており、個体数が多くなったメダカを広く市民に配布することで、環境保全について考えてもらう機会を提供している。

【主な活動】

  • 野メダカの飼育と繁殖…絶滅危惧種(ⅠA)の指定から遡ること9年前に発足し、メダカの保全活動を継続。
    野メダカを成長過程および発見地域別に飼育することで種の保存を行うことができている。
  • 市民への啓発活動…年2回行われている児童文化センターのイベントの一で、市民に繁殖させた野メダカの無料配布を行っている。一家族、10匹程度を提供し、目的や飼育の方法、個体が増えたときはセンターへ里帰りさせることなどを説明。
  • こども公園内ビオトープおよびミニ水族館「わくわくアクア」の整備と管理…公園内にある田や小川で野メダカを飼育し、整備と管理を行っている。児童文化センター内の「わくわくアクア」では、発見地域に別々の水槽でメダカを飼育しており、来館者に観察しやすい環境を提供している。
  • 前橋市内5年生環境教室への授業支援…前橋市の小学校(47校)5年生の環境教室のうち、1,417名の小学生が野メダカをを通して環境のことを考えるプログラムを選択している。また、前橋市が採択した理科の教科書(大日本図書)にも、前橋メダカ保護活動が掲載されている。

万座しぜん情報館運営協議会

会長:熊川 栄(吾妻郡嬬恋村) ※新規受賞先

ツキノワグマの生態と正しい危機感を学ぶ勉強会

【テーマ】

万座地域における生態系調査・保全及び普及啓発の活動

【設立・事業目的等】

2016年(平成28年)12月 6団体
当協議会は万座しぜん情報館の運営を行い、上信越高原国立公園草津・万座地域及び万座しぜん情報館の利用者に対する情報提供などを適正に実施し、利用者の快適な利用促進を図るとともに、当地域の自然環境の保全に寄与することを目的とする。
※万座しぜん情報館…2018年5月オープン。草津白根万座地域の自然情報を発信し、国立公園の利用促進と保全に関する普及啓発を行っている。

【主な活動】

  • 草津白根万座の自然情報の発信…展示、掲示、イベント、ホームページなど
    • クマの目撃情報の集約と情報発信、安全対策、学習会を開催
    • 地域の花と昆虫の相互関係(生物多様性の意義)がわかる「エコロジカルガーデン」の整備
    • 地域の自然を活用し普及啓発する観察会などの開催…年間15回程度を開催
    • 動植物の展示…サンショウウオの飼育展示、山野草のドライフラワー、野生動物の毛皮を展示
    • 文化・民族的な展示(硫黄鉱山の暮らし)
    • 地理的・地史的な情報の掲示…広域地図、火山情報の発信、火山のジオ’ラマなど
  • 地域と連携した生態系の調査・保全活動の拠点としての役割
  • 観光案内の役割…道路・温泉・宿泊の案内、年中無休・入館無料・開館9:00~16:00

特定非営利活動法人 地球温暖化防止ぐんま県民会議

理事長:養田 正香(前橋市)
※受賞歴:第14回 2010年度(平成22年度)、第20回 2016年度(平成28年度)

スマートムーブ体験ツアー(谷川岳にて)

【テーマ】

スマートムーブで減らす群馬のCO2

【設立・事業目的等】

2005年(平成17年)3月 会員97名
地球温暖化対策等に関する普及啓発を行うこと等により、地球温暖化の防止及び群馬県の環境保全に寄与する活動の促進、並びに子供の健全育成、全世代の生活の質の向上を図ることを目的とする。

【主な活動】

  • 県民に対する地球温暖化防止に関する情報提供・普及活動 
  • 事業者に対する環境経営・省エネルギー等に関する情報提供・普及啓発・診断
  • 地球温暖化防止活動推進員に対する情報提供・研修
  • 地球温暖化問題に関する学習資機材の提供・貸出・販売等
  • 地球温暖化対策に関する照会・相談・助言
  • スマートムーブの普及推進
    1. 群馬県の、公共交通機関や自転車の利用をどう広めていくかの課題について、活動を行っている。
    2. 2020年度に当法人が事務局となり、「群馬県スマートムーブ推進協議会」を立ち上げ、群馬県および12市の行政と事業者、利用者としての企業・生活者の代表などが一同に会して公共交通や自転車を活用したスマートムーブの推進について協議を行っている。
    3. 県民に対してはスマートムーブ体験ツアーを企画、9回開催し148名の県民が参加、公共交通の重要性、利便性を認識してもらい、利用促進を働きかけている。
  • 再生可能エネルギーの活用と省エネの推進…継続的に、必要なエネルギーを再生可能エネルギーで賄う仕組みの普及に取り組み、家庭用太陽光発電に加えて、事業用についても自家消費型の太陽光発電の設置を呼びかけている。
一覧に戻る

その他の事業はこちらOTHER PROJECTS

環境事業 社会福祉事業